10月21日の医療通訳技能検定1次試験内容の留意事項について - 一般社団法人日本医療通訳協会

お知らせ

10月21日の医療通訳技能検定1次試験内容の留意事項について

2018/09/06

2018年秋期医療通訳技能検定1次試験(中国語・英語)については下記の点にご留意ください。

1)画像問題については、感覚器、脳、神経、循環器等から1つまたは複数の器官に関する出題となります。出題形式は、各部位の日本語の名称については選択問題、また英語・中国語の名称については両言語とも記述問題となっています。厚労省医療通訳テキスト単語集よりの出題となります。

2)用語に関する問題は、前回と同形式で、厚労省医療通訳テキスト単語集よりの出題となります。疾患、薬剤の他、器官、検査、症状等に関する用語が幅広い範囲から出題されます。

3)解剖学(一部簡単な生理学を含む)については、泌尿器、消化器、筋骨格、循環器、脳・神経、感覚器、呼吸器を含む身体の各部位・器官や体液とその成分等に関して幅広い範囲から出題されます。出題形式は三つの内容から正しいものを選ぶ問題です。一部日本語による穴埋め問題が加わります。

4)病理については、疾患や病態に関する選択問題、大動脈疾患に関する問題(和文英訳・和文中訳問題)が含まれます。

5)検査に関する問題は、ごく一般的に行われている検査を1つ取り上げ、それについての正誤問題が出題されます。

6)英文和訳、中文和訳は時事的な問題が出題されます。

7)日本の医療制度等および医療通訳者の倫理に関する問題は過去と同形式で出題されます。医療通訳者の行動規範に関する問題の他、日本の医療制度、医療機関の種類、公的医療保険の種類、社会保険制度、医療保険給付、公費負担医療制度、医療滞在ビザ、在留資格、医療従事者の種類等に関する知識が問われる問題となっています。医療通訳者の倫理については厚労省医療通訳テキスト(平成29年度版)p.95-124「専門職としての意識と責任」、日本の医療制度等については同テキスト(平成25年度版)p.123-145「日本の医療制度に関する基礎知識」を参照してください。