今期の医療通訳技能検定試験の情報提供です。 - 一般社団法人日本医療通訳協会

お知らせ

今期の医療通訳技能検定試験の情報提供です。

2018/04/05

受験生各位、特に対策講座に参加されてない方に最後の追い込み勉強のための情報提供をいたします。

<医療通訳技能検定試験概要>

日本医療通訳技能検定試験の1次試験では、10項目の問題構成で2時間の試験となります。
内容は厚生労働省の標準カリュキラムを参考として、医学知識・医療制度そして医療通訳者の倫理と幅広く出題をしています。
2次試験は1次試験合格者を対象に実技のロールプレイイング試験を実施します。医師と患者役に扮した試験官の会話を通訳します。実際の医療通訳現場では事前に患者の症状を通訳者に伝えていますので、ロールプレイ試験もWebサイト上で試験のテーマを発表しております。

2018年春期医療通訳技能検定1次試験 中国語・英語の出題については下記の点にご留意ください。

1)画像問題については、整形外科関連の出題となります。出題形式は、英語・中国語共に、各部位の日本語の名称については選択問題、英語・中国語の名称については記述式問題となっています。
2)疾患名、薬剤名、およびその関連用語については、前回と同形式で、厚労省医療通訳テキスト単語集よりの出題となります。
3)解剖学については、従来通り選択形式の問題で、泌尿器、消化器、脳、目、心臓、胸部を含む体の各部位・器官や体液とその成分等に関して幅広い範囲から出題されます。
4)病理学については、感染症と感染症病原に関する問題(選択形式の問題)、日本人の10大死因および虚血性心疾患等に関する問題(和文英訳・和文中訳問題)が含まれます。
(感染症については一部、厚労省医療通訳テキストp85-94「感染症に関する基礎知識」参照)
5)検査に関する問題は、MRI検査を中心に、CT検査との比較も含めて、深く掘り下げた正誤問題が出題されます。(厚労省医療通訳テキストp63-76「検査に関する基礎知識」を参照)
6)英文和訳、中文和訳は時事的な問題が出題されます。
7)日本の医療制度等や医療通訳者の倫理に関する問題は前回とほぼ同形式で、医療通訳者の行動規範に関する問題の他、日本独自の医療制度、医療滞在ビザ、在留資格、医療従事者の種類・役割、医療保険、薬、予防接種などに関する知識が問われる問題となっています。(厚労省医療通訳テキストp31-50「専門職としての意識と責任(倫理)」、p77-84「薬に関する基礎知識」、p123-145「日本の医療制度に関する基礎知識」、p155―170「医療従事者と患者の文化的および社会的背景についての理解」、p85-94「感染症に関する基礎知識」を参照)