お知らせ
今春試験の重点ポイントを掲載しました。
2019/03/04
4月21日の医療通訳技能検定1次試験の内容に関する留意事項について
2019年春期医療通訳技能検定1次試験(中国語・英語)については下記の点にご留意ください。なお、ポルトガル語・スペイン語の試験問題については英語の試験問題と同様の形式が適用されます。
1)画像問題については、①心臓各部位、②呼吸器各部位、③内分泌・血管各部位 のうちいずれか1つの項目についての出題となります。出題形式は、各部位の日本語の名称については、中国語は記述問題、英語は選択問題で、また英語・中国語の名称については、両言語とも記述問題となっています。厚生労働省(以下、厚労省)医療通訳テキスト単語集から出題されます。
2)用語に関する問題については、英語は前回と同形式で選択問題となりますが、中国語は前回と異なりすべて記述問題となりますのでご注意ください。疾患、薬剤の他、各器官、検査、症状、関連用語などについて、厚労省医療通訳テキスト単語集から出題されます。
3)解剖学(一部簡単な生理学を含む)については、血液・リンパ系、心臓・血管系、感覚器、内分泌系、泌尿器、消化器、脳・神経、呼吸器など身体の各部位・器官の構造や機能、関連する薬剤や病態などに関して幅広い範囲から出題されます。出題形式は3つの選択肢から最も適切なものを1つ選ぶもの(両言語とも日本語で出題)、および用語について関連のある記述を選ぶもの(英語は用語・記述とも英語で、中国語は用語・記述とも中国語で出題)となります。一部日本語による穴埋め問題が出題されます。
4)病理については、疾患や病態に関する選択問題(英語は英語で、中国語は日本語で出題)、および感染経路・合併症なども含めた「麻しん」に関する和文英訳・和文中訳問題が出題されます。選択問題で取り上げる疾患名は厚労省医療通訳テキスト単語集から出題されます。
5)検査に関する問題は、超音波検査、乳がん検査、視力検査、血圧検査、妊婦健診、PET検査、肺機能検査、血糖値検査、生体検査、上部消化管X線検査などについて、日本語の正誤問題が出題されます。
6)英文和訳、中文和訳は時事的な問題が出題されます。
7)日本の医療制度等および医療通訳者の倫理に関する問題は前回と同形式で、日本語で出題されます。医療通訳者の行動規範に関する問題の他、日本の医療制度、医療機関の種類、公的医療保険の種類、医療保険給付、医療従事者の種類、感染症、診療科の種類や薬剤等に関する基本的な知識が問われる問題となっています。医療通訳者の倫理については厚労省医療通訳テキスト(平成29年度版)p.95-124「専門職としての意識と責任」、日本の医療制度等については同テキスト(平成25年度版)p.123-145「日本の医療制度に関する基礎知識」、p77-84「薬に関する基礎知識」、p85-94「感染症に関する基礎知識」を参照してください。